2025年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.19倍で、前月比0.01ポイント上昇しました。
2月に入り、採用市場は静かにフェーズが切り替わっています。
最低賃金の引き上げが定着し、時給水準は全体的に底上げされました。
その結果、求職者は「仕事を探す」というより、
**「条件を見比べ、続けられる職場を選ぶ」**段階に入っています。
この変化は、応募数ではなく応募の質に表れ始めています。
これまでのように
「とりあえず出しておけば一定数集まる」
という状態から、
「内容を整理している企業から順に選ばれる」
状態へと移行しています。
2月は、競合の多くがまだ本格的に動いていない一方で、
求職者は春を見据えて情報収集と比較を進めています。
このタイミングでやるべきことは、
大きな条件変更や無理な時給アップではありません。
・時給や待遇の表記は、今の市場水準に合っているか
・シフトや働き方が、実際のイメージとして伝わっているか
・「長く働ける理由」が言語化されているか
こうした求人内容の整理・再設計が、
3月以降の採用結果を大きく左右します。
実際、2月に原稿を整えた企業は、
3〜4月の繁忙期でも「慌てて採用する」状態に陥りにくくなります。
逆に、準備を後回しにすると、
競合が増える春先に条件競争へ巻き込まれやすくなります。
春を迎えてから動くのではなく、
春を余裕をもって迎えるために
今こそ一度、求人内容を見直す必要があります。

職種別の求人動向と訴求ポイント(2026年2月時点)
■ 製造・工場系【求人倍率:おおよそ 1.30~1.40倍】
📈 人手不足は継続、2月は“確保できるかどうか”の分かれ目
製造・工場系の求人市場は、2026年に入っても引き続き人手不足が続いており、
求人倍率はおおよそ1.30~1.40倍と、求人数が求職者数を上回る状態が続いています。
■📈 慢性的な人手不足の中、2月は“条件の伝え方”が明暗を分ける
販売・接客サービス系の求人市場は、
求人倍率がおおよそ2.0倍前後と、全体の中でも特に人手不足感の強い状況が続いています。
年末商戦に向けてピークを迎えた採用需要は、年明けを過ぎても一定数継続しており、
欠員補充や体制強化のため、採用を止められない企業も少なくありません。
■ 📈 応募は集まるが、2月は“ミスマッチが起きやすい時期”
事務・オフィスワーク系は、
求人倍率がおおよそ0.70~0.80倍と、全体の中では比較的倍率が低く、
求人数に対して応募が集まりやすい職種です。
一方で、応募数が多いからこそ、
条件や業務内容のわずかな違いが選考結果や定着率に直結しやすい
という特徴があります。
■📈 超売り手市場が続く中、2月は“出遅れが致命傷になりやすい時期”
IT・技術系の求人市場は、
求人倍率がおおよそ3.00倍以上と、全職種の中でも突出して高く、
専門人材不足の状態が引き続き続いています。
属性別・2月の求職者動向と訴求ポイント

■ 主婦・主夫層(扶養内・パート希望など)
📈 2月は「無理なく続けられるか」で選ばれる時期
年末年始を経て、主婦・主夫層の求職動向にも変化が見られます。
年末の出費増加による家計補填ニーズや、冬休み明けをきっかけとした就業再開により、
「無理のない範囲で働きたい」という動機での応募が増えやすい時期です。
2月の主婦・主夫層は、
「とりあえず働く」よりも、
時給・勤務時間・家庭との両立を比較したうえで職場を選ぶ傾向が強まります。
■ 学生(高校生・大学生・専門学生)
📈 2月は「長く続けられるか」でバイト先を決める時期
2月に入ると、学生の求職動向にも明確な変化が見られます。
「新学期前に、安定して働ける先を決めておきたい」
「短期ではなく、長く続けられるアルバイトを探したい」
と考える学生が増え始める時期です。
最低賃金改定後の新しい時給水準も学生層に浸透しつつあり、
学生側では
「まずは時給や条件を確認してから応募する」比較検討型の動きが、引き続き高い状態にあります。
■ フリーター・未経験者層(20〜30代中心)
📈 2月は「安定した働き方」を軸に職場を選ぶ時期
年明けは、フリーター・未経験者層にとって
「働き方を安定させたい」「収入のベースを固めたい」
という意識が高まりやすい時期です。
「今のうちに安定した勤務先を確保したい」
「生活リズムを整えながら、継続的に収入を得たい」
と考え、具体的な行動に移す人が増えてきます。
最低賃金改定による時給上昇も後押しとなり、
この層では複数の求人を比較しながら、
条件だけでなく“将来どう働けるか”を見極めて選ぶ動きが続いています。
■ 転職活動中の正社員層
📈 2月は「本当に納得できる転職先」を見極める時期
秋口から情報収集や応募を進めていた正社員層は、
年末年始を経て一度立ち止まり、
条件・働き方・将来性を改めて整理するフェーズに入っています。
2月に入ると、
「なんとなく良さそう」ではなく、
「ここで長く働けるか」「次のキャリアにつながるか」
といった視点で、より慎重に転職先を見極める動きが強まります。
求人数が増加するため、掲載には工夫が必要
求人倍率が同じ1.19倍という数字でも、業種によって課題も対策も異なります。
求める人材にしっかり届く採用を行うためには、媒体選び・原稿内容・時期・訴求ポイントまで、戦略的な設計が重要です。
この時期に合わせて、各メディアが通常よりも長く掲載出来るキャンペーンや、企画アップのキャンペーン等を数多く実施しています。
うまく利用し、優秀な人材の採用を目指しましょう。
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