2025年10月に実施された全国的な最低賃金の引き上げから数か月が経ち、2026年を迎えました。
東京都では約1,163円から1,226円、神奈川県は1,162円から1,225円、千葉県は1,076円から1,140円、埼玉県は1,078円から1,141円と、首都圏を中心に賃金水準は一段階引き上がっています。
この影響は年明けの採用市場にも色濃く表れています。
アルバイト・パート採用においては、雇用コストが上がる一方で、求職者側が「条件を見直す」「より良い環境へ動く」タイミングに入りました。
特に1月は、
・年末で一度仕事を区切った層
・春を見据えて早めに動き出す層
・賃金改定後の条件を比較する層
が動きやすい時期です。
新しい時給を明確に提示しつつ、シフトの柔軟性や働きやすさ、長期的に働ける環境を打ち出すことで、応募獲得のチャンスを広げることができます。
また、直近の有効求人倍率は依然として1倍を大きく上回り、求人数が求職者数を上回る「売り手市場」が続いています。
一方で、昨年後半のような過度な過熱感は落ち着き始めており、「条件次第で応募が集まる企業」と「そうでない企業」の差がより明確になる局面に入っています。
つまり現在の市場は、
「求人を出せば自然に集まる」段階から、
「タイミングと内容次第で結果が変わる」段階へと移行しています。
年明けは競合の動きが鈍りやすい一方で、求職者は情報収集を始める時期でもあります。
今のタイミングで条件の見直しや求人内容の整理を行い、早めに動き出すことで、春先に向けた安定した採用につなげることが可能です。
2026年の採用を成功させるためにも、年始のこのタイミングをぜひ有効活用していきましょう。

職種別の求人動向と訴求ポイント(2026年1月時点)
■ 製造・工場系【求人倍率:おおよそ 1.30~1.40倍】
📈 【求人倍率:おおよそ 1.30~1.40倍】
製造・工場系は引き続き人手不足が続いており、特に経験者・即戦力人材の確保が大きな課題となっています。
年明けは「環境を変えたい」「条件を見直したい」と考える層が動きやすく、転職・再就職の検討が進みやすい時期です。
■ 販売・接客サービス系【求人倍率:おおよそ 2.0倍前後】
📈 【求人倍率:おおよそ 2.0倍前後】
年末商戦に向けてピークを迎えた採用需要は、年明けも一定数継続します。
最低賃金引き上げ後ということもあり、求職者側は「時給が上がった今の条件で動こう」という意識を持ちやすい状況です。
■ 事務・オフィスワーク系【求人倍率:おおよそ 0.70~0.80倍 程度】
📈全体の中では比較的倍率が低く、求人数に対して応募が集まりやすい職種です。
その一方で、応募が多い分、条件や業務内容のわずかな違いが選考結果に影響しやすい傾向があります。
■ IT・技術系【求人倍率:おおよそ 3.00倍以上】
📈 IT・技術系は専門人材不足が続いており、依然として高い求人倍率を維持しています。
最低賃金改定の影響は限定的ですが、年明けは転職検討層・キャリアチェンジ層が本格的に動き始める時期でもあります。
属性別・1月の求職者動向と訴求ポイント

■ 主婦・主夫層(扶養内・パート希望など)
📈 年末年始を経て、主婦・主夫層の求職動向にも変化が見られます。
年末の出費増加を受けた家計補填ニーズや、冬休み明けに向けた就業再開をきっかけに、「無理のない範囲で働きたい」という動機での応募が増えやすい時期です。
「とりあえず働く」よりも、時給・勤務時間・家庭との両立を比較したうえで選ぶ動きが強まっています。
そのため、単に時給を提示するだけでなく、働きやすさを具体的に伝えることが重要になります。
■ 学生(高校生・大学生・専門学生)
📈「新学期前に安定して働ける先を決めておきたい」「長く続けられるバイトを探したい」と考える学生が増えています。
最低賃金改定後の新しい時給水準も学生層に浸透しつつあり、
「まずは時給や条件を確認してから応募する」比較検討型の動きが引き続き高い状態です。
そのため、時給の明示だけでなく、シフトや働き方のわかりやすさが応募意欲に大きく影響します。
■ フリーター・未経験者層(20〜30代中心)
📈年明けは、フリーター・未経験者層にとって**「働き方を安定させたい」「収入のベースを固めたい」**という意識が高まりやすい時期です。
「今のうちに安定した勤務先を確保したい」「生活リズムを整えながら収入を増やしたい」と考え、行動に移す人が増えてきます。
最低賃金改定による時給上昇も後押しとなり、
この層では複数の求人を比較しながら、条件や将来性を見極めて選ぶ動きが継続しています。
単発・短期よりも、長く働ける環境を求める傾向が強まっている点も特徴です。
■ 転職活動中の正社員層
📈 秋口から情報収集や応募を進めていた層が、年末年始を経て改めて条件を整理し、「本当に納得できる転職先」を見極めるフェーズに入っています。
また、ボーナス支給を一つの区切りとして、
「年明けから本格的に転職活動を再開したい」
「春までに次のキャリアを固めたい」
と考える層も増えやすいタイミングです。
企業側にとっても、年内採用を逃したポジションの再募集や、年度末・新年度を見据えた体制強化が始まる時期であり、求人全体の動きは引き続き活発です。
そのため、正社員採用においても、早期に動いた企業ほど母集団を確保しやすい状況が続いています。
求人数が増加するため、掲載には工夫が必要
求人倍率が同じ1.25倍という数字でも、業種によって課題も対策も異なります。
求める人材にしっかり届く採用を行うためには、媒体選び・原稿内容・時期・訴求ポイントまで、戦略的な設計が重要です。
この時期に合わせて、各メディアが通常よりも長く掲載出来るキャンペーンや、企画アップのキャンペーン等を数多く実施しています。
うまく利用し、優秀な人材の採用を目指しましょう。
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